砂丘研究から乾燥地研究へ写真で辿る100年Digital archive
砂丘利用研究施設での灌漑技術研究
砂丘地で作物栽培を進めるにあたり、飛砂以外に考えなくてはならないのが水の問題です。砂地は水はけがよく、作物への灌がいが重要な作業になります。
砂丘農業の研究が始められた当初、灌がいは人力に頼っており、重たい潅水桶を担いでの水やり作業は大変な重労働でした。一家総出での水やり作業ですが、特に農家のお嫁さんにとっとては辛い作業で、「嫁殺し」という言葉も現代に伝えられています。この重労働から解放するために灌がい作業の機械化に向けた研究が進められました。1953年には、現在も農業で広く使われているスプリンクラー灌がいシステムの、国産1号機が開発されました。
1983年 施設開設25年目を迎えて(砂丘環境部門)
1980年頃 気象環境と水文かんがいの実験圃場
1972年 トリクル灌がいの研究に着手し、ハウスメロン栽培の実用化試験がなされた。
1972年頃 ファローガン試験(水文のハウスが既に建っている)
1970年頃 スプリンクラー定置配管式
1970年 本誌74)かん水桶による人力かん水で往時の労苦をしのぶ
1970年
1967年9月 スプリンクラーによる灌がい
1966年5月 圃場風景
1965年5月 ハウス内での点滴灌がいによる作物栽培試験?
1963年 本館竣工式当日の圃場風景
1961年? 圃場での灌がい風景
1961年? 圃場でのスプリンクラー灌がいによる作物栽培試験
1960年頃 移動式スプリンクラー灌がい用のポンプ
1953年 国産1号のスプリンクラー
1959年頃 オーバーヘッド灌がい装置(最初の灌がい施設)
1959年頃 圃場での灌がい試験区
1959年頃 便槽をライシメータに改造
1959年 タバコの灌がい試験
1955年代 チューリップ移動式スプリンクラー灌がい