砂丘研究から乾燥地研究へ写真で辿る100年Digital archive
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小アラルと大アラルを分断するためのコカラルダム(Kokaral Dam)の築堤工事
撮影日 | 2005-07-01 |
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撮影場所 | 小アラル南岸のコカラル半島突端の東側(ベルグ海峡) |
撮影者・提供者 | 北村義信 |
コカラルダムは、河口デルタ、小アラルの生態系・水環境の再生のために、世銀の融資を受けて2005年に完成しました。コカラルダムは、コカラル半島の突端と小アラル東岸間の延長15km余(旧ベルグ海峡)を堰堤でつなぎ、小アラルから大アラルへの水移動を分断することにより、両アラルの共倒れを避け、小アラルを救済する目的で建設されました。堰堤の堤頂標高は海抜44.2mで、小アラルの設計水位は海抜42m(アクラク頭首工の下流側設計水位と同じ)とされています。冬期の激しい波浪の衝撃を緩和するため、上流面勾配を1:48と極めて緩勾配にするなど、配慮がなされています。この結果、小アラルの水位は目標の海抜42mに回復し、塩類濃度も低下して、生態系・漁業の回復が期待されています。