100年

砂丘研究から乾燥地研究へ写真で辿る100年Digital archive

拠点大学交流事業での黄土高原森林生態系調査

2001年、日本学術振興会が行っている拠点大学交流事業の支援を受け、鳥取大学と中国科学院水土保持研究所との共同研究「中国内陸部の砂漠化防止及び開発利用に関する研究」が始められました。
研究は鳥取大学乾燥地研究センターの稲永忍教授(当時)と中国科学院水土保持研究所の田均良教授がリーダーとなり①砂漠化の過程と影響の解明、②砂漠化防止計画の作成、③適正技術と代替システムの開発、④住民参加と環境教育に関する計画作成、⑤緑化と環境保全のあり方に関する総合的研究、という5つの課題について、砂漠化の現場で研究が進められました。
2006年からは、日本側は恒川篤史教授、中国側は劉国彬教授という新しいリーダーのもとに新たなフェーズに入り、第1フェーズでの5つの研究課題を再編し、①砂漠化のプロセスと影響に関する解析(課題代表者:邵 明安/木村玲二)、②適正技術と代替システムの開発 (課題代表者:劉国彬/山中典和)、③砂漠化防止に対する総合的アプローチ(課題代表者:田均良/恒川篤史)の3つの研究課題について精力的な研究が続けられました。 これらの課題の中で、山中典和博士は黄土高原の森林を対象とした共同研究を実施しました。森林生態系の調査は、その後も二国間交流事業やその他の経費により現在も続いています。

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