砂丘研究から乾燥地研究へ写真で辿る100年Digital archive
イランでの乾燥地農業研究
鳥取砂丘での研究が進展を見せる一方、1970年代から、鳥取砂丘での知見を基に、海外乾燥地での研究が始まりました。
1974年からはイランを舞台として、長智男博士が代表となる「中近東乾燥地域の農業開発にともなうカンガイ方式と水管理に関する調査研究」や津野幸人博士が代表となる「中近東乾燥地域の農業開発にともなう耕地生態系の保全と生産性に関する調査研究」がおこなわれました。特に農業土木分野での文部省科学研究費補助金(海外学術調査)の交付は長智男博士によるプロジェクトが最初のものとなりました。鳥取大学からは山本太平博士や神近牧男博士、藤山英保博士も参加され、特に山本太平博士は長期間イランの現地に滞在され研究を行いました。
- 中近東乾燥地域の農業開発にともなうカンガイ方式と水管理に関する調査研究(代表:長智男)1974年、1975~1978年、イラン国ク-ジスタン州の農業資源省土壌研究所シャブ-ル支所、文部省科学研究費補助金(海外学術調査)
- 中近東乾燥地域の農業開発にともなう耕地生態系の保全と生産性に関する調査研究(代表:津野幸人) 1976、1978、イラン国農業資源省土壌研究所、文部省科学研究費補助金(海外学術調査)