砂丘研究から乾燥地研究へ写真で辿る100年Digital archive
ガーナ国灌漑小規模農業振興計画における灌漑施設維持管理技術指導
国際協力機構(JICA)の短期専門家として、北村義信博士が、JICA事業「ガーナ国灌漑小規模農業振興計画」に参画し、灌漑施設維持管理技術についての指導を行いました。
JICAは、1997年8月から2002年7月までの5年間(さらにその後2年間のフォローアップを加えると7年間)にわたり、「ガーナ国灌漑小規模農業振興計画(SSIAPP: Small Scale Irrigated Agriculture Promotion Plan)」を実施しました。このSSIAPPは、従来の政府主導型灌漑管理体制から農民参加型灌漑管理(PIM)体制への改革を目指すものです。当時の同国の国営灌漑地区(22地区)はガーナ国灌漑開発公社(GIDA: Ghana Irrigation Development Authority)によって、監督・管理されておりました。モデル地区として、アシャマン灌漑事業地区(130ha)とオチェレコ灌漑事業地区(40ha)が選定されました。両地区ともに気候帯は南部サバンナ海岸地域に属し、貯水池を水源とする重力灌漑が行われています。両地区とも雨季作は5月~10月、乾季作は11月~4月です。
塩害の起きている水田(アシャマン地区)
揚水機場(オチェレコ地区)
分水施設(オチェレコ地区)
アクラ郊外の農産物販売店
畑地灌漑施設の末端給水栓(タノーゾ (Tanoso) 灌漑地区)
農村での聞き取り調査(タノーゾ (Tanoso) 灌漑地区灌漑地区)
内陸小低地を流れる小河川の水位観測点(アナム渓谷 (Anum Valley) 灌漑地区)
収穫したイネの脱穀(ビエムソ村;サワプロジェクト地区)
開発した水田とそこで収穫したイネの脱穀(ビエムソ村;サワプロジェクト地区)
収穫時の農家にインタビュー調査(ビエムソ村;サワプロジェクト地区)
内陸小低地を流れる河川に設置された簡易な堰(ビエムソ村;サワプロジェクト地区)
内陸小低地を流れる河川に設置された頭首工(アナム渓谷灌漑地区)
オチェレコ地区のGIDA事務所職員
アユンス川に設置された頭首工(オチェレコ地区)
畑地としての利用(オチェレコ地区)
畑地としての利用(オチェレコ地区)
整備された幹線水路と農道(オチェレコ地区)
水田の一画に植えられた畑作物(アシャマン地区)
ダム湖(アシャマン湖)直下の幹線用水路
塩害の起きている水田で調査を行う佐藤勝正博士